きら同のつくりかた
みなさんおばんでございます。東北大学きらら同好会(TUKiC)の初代会長を務めております、たけらぎと申します。
今年もAdvent Calenderの季節になりました。本記事はきら同Advent Calenderの8日目にあたります。
さて、昨年4月に三代目京大きら同が始まって以来、弊会を含む多くのきらら同好会が設立・再興されました。私が調べたところなんとその数20以上!そんな中、読者の皆さんにはこう感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「私のとこにもきらら同好会できないかなぁ...」
そう悩んでいるそこのあなた!そう!
きら同が無いなら作ればいいんです!
そうしたら身近なきららファンとつながることもできるし、サークル活動という名目でオタ活ができるし、同学だけじゃなく他のきら同やきららファンとも繋がれるんです!
とはいえ、いざきら同を作るとなるといろいろなハードルが立ちはだかります。サークルを立ち上げたことがある人ってまずいませんし、きら同設立者とのつながりがあったら聞けるのかもしれないけどそれも難しい。
そんな皆さんのために、私がTUKiCを設立した経験を書き残すことにしました。きら同を立ち上げたい!って人の参考になれば幸いです。
※各きら同によって事情は異なります。例えば京大・茨大等は当初のきら同と現在のきら同の間には断絶がありますし、高校とかですとそもそも自由にサークルを立ち上げられる環境にない方が多いでしょう。あくまでもこれは東北大の事例ですので、参考程度にお読みください。
きら同のつくりかた
1. 「きらら同好会を作りました!」と宣言する。
おしまい。
は?って思われてたかもしれませんが本当にこれだけです。いや本当に。宣言する場はXでもInstagramでも仲間内でご飯行った時でもなんでもいいです。きららファンを集める必要もありません。自分一人が宣言しちゃえばいいんです。実際、Xで設立を宣言しただけのところから始まったきら同はいくつもあります。天下の東大きら同だってそうです。
こんにちは!東京大学きらら同好会です!!……とは言ってみたものの、まだメンバーが全然集まっていません(一人)。なのでメンバーになってくれるきららが好きな東大生の皆さんを募集したいと思います!このアカウントへのDMや主催者(@JP3LHW)への連絡お待ちしています!!!
— 東大きらら同好会 (@UTKiraraCircle) 2021年4月6日
「きららファンの友達がいなくてぼっちだから...」
「きらら同好会って高学歴のところが多いから...」
「もう社会人になってしまったから...」
ぜーんぶ関係ありません!
というわけで、きら同を作りたかったら「作りました!」って宣言しましょう。おわり。
...さすがにタイトル詐欺で炎上しそうなので、きら同を立ち上げる上でやった方がいいと感じたことや各きら同の事例、こうしておいた方が良かったかもといった後悔を列挙していきます。これでゆるして。
きら同のつくりかた:リメイク
1. 仲間を集める(可能なら)
一人でも大丈夫とは書きましたが、やはりサークルを立ち上げるにあたって一人で全部業務を行うのは困難です。既にきららファンの友達がいる、または新しく見つける気力のある人はここで声をかけてメンバーを集めておくとかなり楽です。私はXの趣味垢でつながっていた東北大生のきらら民2人に声をかけて協力をお願いしました。
2. 最低限の指針を決める
最低限、以下に列挙する事項くらいは宣言する前に決めておいた方が良いでしょう。設立してからドタバタしてうまくいかないと設立早々崩壊につながりかねません。
・入会方法(Google フォームやDMなど)
・入会資格(学内のみにするのか、インカレにするのかなど)
・活動内容(聖地巡礼・会誌制作など)
・広報手段(X・Instagram・ウェブサイトなど)
・運営方法(直接民主制か、幹部陣の合議を主体にするのかなど)
・個人情報の管理(誰が管理するのか、どこまで収集するのか)
・会計(お金のトラブルはこわいよ。)
きら同のDiscordサーバーやGoogle・Xのアカウントもこのタイミングで作っておくとよいでしょう。特にGoogleアカウントはウェブサイトの開設やドライブを用いた書類のやり取り、諸サービスへの登録に使えるので作っておいて損はないでしょう。
3. 「きらら同好会をつくりました!」と宣言する
ある程度きら同の指針を決めたら、きら同を設立した旨を宣言し、会員を集めましょう。
「どんなきら同なのか」
「誰なら入会できるのか」
「入会するにはどうすればよいのか」
「どのような活動を行う予定なのか」
などの点を明示しましょう。初動の広報はとても大事で、認知してもらえるか否かが今後の活動の幅に大きく関わってきます。きら同のみなさんは優しいので、新規きら同の拡散には協力してくれる方が多いのではないかと思います。
4. きら同の基盤を固める
ある程度会員が集まったら対面でもオンラインでもいいので会議を開き、お互いのことを知りましょう。人間関係の構築なしにきら同はやっていけませんからね。ここで、企画の策定・会則の制定・運営陣の選定を行うとよいでしょう。
〈企画の策定〉
企画あってこそのサークル活動です。現在、各きら同で行っている活動を列挙すると
・会誌の作成
・きらら作品の上映会・読書会
・きらら作品の聖地巡礼
・タテカンの制作
・学祭などのイベント出展
などがあります(あくまでも一例です)。上映会・読書会は比較的簡単に行うことができる企画なのでおすすめです。近くに聖地があれば聖地巡礼も良いでしょう。会誌やタテカンの制作は意外と業務量が多い上にお金もかかる(会誌なら最低10000-30000円、タテカンは5000-10000円/枚)ので、ある程度きら同が軌道に乗った後の方が良いのではないかと思います。
〈会則の制定〉
後々のトラブルを避けるためにも、会則を制定しておくと便利です。とはいえ制定しないきら同も多く(私が把握している限り、東大と東北大しかない)、制定しないのも一つの手です。会則の制定、正直言ってつまらないし。ただ作れる余裕があるなら作ったにこしたことはないでしょう。参考までに東大・東北大の会則URLを貼っておきます。
TUKiC会則および規則:
〈運営陣の選定〉
運営陣の選定はとても重要です。誰が何をやるのか、どうやって決めるのかしっかりしておきましょう。業務と責任が明確になっていないと、「幹部陣はどのようなプロセスで会員からの信任を得て、権限を委託されているのか」「役職ごとの責任および権限はどの範囲か」「業務を放棄した時にどう対処するか」といった事項がはっきりせず、トラブルの要因になります(後悔しています...)。
〈その他〉
SNSの運用方針(告知のみを行うのか、中の人の自我を出してファンと交流するのか)の決定や、引継ぎの観点から個人の技量によらない(属人生を排した)運営方針を構築できると理想です。今私も頑張っています。
あとは様々な企画を実施したり、会員同士でご飯に行ってきら同を強固にしていきましょう!個人の満足を満たすだけではなく、会員が楽しく思えるきら同を。この記事を読んでくれた人の誰かが新規のきら同を設立してくれるのを楽しみに待っています。
あなたが、一緒にいられたらそれだけで青空が見えるような友達と、きら同を通して会えますように。